2009年12月8日火曜日

市民マラソンに初挑戦

  先週の日曜日八幡市民マラソン大会3キロの部に参加した。毎朝ストレッチやテニスの壁打ちをやった後1キロのジョギングをつづけているうち一度レースに挑戦したいという意欲が湧いてきた。偶々仕事の関係で八幡市役所へ行った折に大会を知り軽い気持ちでエントリーした。
  レースが近づいてくると何か不安になってきてジョギングシューズを新調した。10日ほど前から3キロのレース・シミュレーションを重ねた。徐々にタイムがちぢまり15分を切れるようになった。自信めいたものを胸に秘めてレース当日を迎えた。

  スタートして圧倒された。凄いスタートダッシュで皆、飛ばしていく。あっという間にドンジリになってしまう。しかし懸命に『マイペース』を心がける。3分どころで女子高生らしい二人に追いついた。その前のママさんランナーも抜いた。しかし今日の『3キロ』は長い、気ままに一人で走るのとレースはこんなに違うものなのか。それにしても長い。やっとのことでゴールにたどり着いて「完走証」を発行してもらった。『248位/335人中・56位/74人中』良かった!エントリーした「高校男子・一般男子」で7人も抜いていたんだ、3キロ部門で100人も私の後ろにいる。そう思うと嬉しさが込み上げてきた。タイムはどうだったのだろう。『2904秒』ウソだろう!?

  帰りのバス停で同年輩の女性に出会った。「何キロ走られたんですか」「3キロです」「あれね、誘導員のミスリードで5キロほどあったらしいですよ」「本当ですか!5キロと2分ほどしか違わないから衰えたなぁって落ち込んでいたんです。良かった」。ションボリとしていた彼女の顔がパッと輝いた。
  私の抗議の後お詫びのアナウンスがあった。「しかしレースは成立していますので上位8位の方まで表彰します」冗談じゃない!レースは成立していない!我々は3キロのレースがしたかったのだ。チェックリストにも『レース運びの見通しが立っているか。体調に異常を感じたら、早めにレースをやめる勇気を持ちましょう』と書いてあるではないか。レースはあなた方が考えている以上に、真剣で、でも楽しみなのだ!!
  今回のレースで一番の問題は私が抗議するまで本部が事実を知らなかったことだ。このことの意味は相当根深いのだが関係者は気づいていているだろうか。