今年のプロ野球は絶対に中日に優勝させてはいけないシーズンだった。巨人のセリーグCS優勝でこの願いは叶ったが、何故中日にこだわるかといえば春のWBCへの出場拒否が面白くなかったからだ。ご存じの通り日本チームが連覇したが、激戦の後遺症に各チームが苦しんだことは記憶に新しい。あのイチローさえも胃潰瘍で開幕に間に合わなかったことを考えるとWBCの選手に与えた肉体的精神的負担が激甚であったことがわかる。もし出場拒否した中日が優勝することになれば大いに困ったのだが、幸いそうした事態は避けることができて一安心である。
2009年10月26日月曜日
WBCと日米安保
2009年10月10日土曜日
古事記の国
できたばかりのオノゴロ島に新居を構えたイザナキノ命(みこと)とイモイザナミノ命。初めての夜、イザナミノ命が『吾が身は、成り成りて成り合わざる処一処あり』と。イザナキノ命こたえて『我が身は、成り成りて成り余れるところ一処あり。故、この吾が身の成り余れる処をもちて、汝が身の成り合わざる処にさし塞ぎて、国土を生み成さんとおもふ』。さて『みとのまぐあひ(媾合い:筆者注)』のうち『イザナミノ命、先に「あなにやし、えをとこを。」と言ひ、後にイザナキノ命「あなにやし、えをとめを。」』(おおざっぱにいえば「あれまぁ、なんと好い男(女)なりや」という意味になろうか)。という事態に至ったそうな。
そんな後に子を生したがひとり目は流産、ふたりめも五体満足でなかった。思い余って天つ神に相談したところ『女先に言へるによりて良からず。また還り降りて改めて言え』との教え。早速帰って改めて行為に及び教え通り『ここにイザナキノ命、先に「あなにやし、えをとめを。」と言ひ、後にイモイザナミノ命「あなにやし、えをとこを。」と言ひき。かく言ひおえて御合して、うめる子』が『大八島國』なる我が日本国であった、と古事記に記してある。(『』内は古事記の本文)。