2012年9月3日月曜日

身辺雑事

  白斑症の治療をしている。3ヶ月ほど前に右手の甲に一つできたと思ったらそれから一ヶ月もしないうちに今度は左手に3ヶ所一度にできた。フト鏡を見ると額の生え際1センチ程から頭頂にかけても脱色している。皮膚科の医師に相談した。「白斑症といってメラニンを生成するメラサイトが消滅又は機能停止して皮膚が白いままになる症状です。高齢者によく見られます。原因ははっきりしていませんが見た目以外に影響はありませんし、非常に治り難い症状ですからこのままでもいいと思います」ということだったが治療をお願いして塗り薬を処方してもらった。
 1ヶ月して症状に改善が見られ薬もなくなったので病院へ行った。一瞥して医師は「非常に治りにくい病気ですからなかなか結果が出ません。お薬をステロイド系に変えるとか紫外線治療をするとか、もありますが紫外線は症状のないところとの差が…」「先生、これ見てわかりませんか。半分ほどに小さくなっているし色もピンクに濃くなっているでしょう。今の治療を続けたいのでお薬を貰いに来たのですよ」と私。       
 1日に何10人も診察するのだから一人一人の症状を記憶しておくことは不可能かもしれない。それでも、治り難い症例であり施薬の効果も不確かであるなら、右手がオーストラリアのような形状で幅3.5cm高さ3cm、左手1.5×2.5cm位のが3ヶ所色はいづれも白色、程度の記録を録って次回に症状の変化を把握し治療の選択肢を判断するのがプロの医師ではないのか。そうした手順を全く踏まず治療の効果の測定もなく、まず言い訳し、他の治療法を提示して選択を患者に委ねるというのは一体どういう了簡なのか。治り難い症例だというのであれば、若い医師なら有効な治療法を発見したいという功名心がありそうなものだが。
 
 彼女もサラリーマン化したマニュアル医師だったということか。

 「今日はおっちゃんの言うこと聞いといたるは。そのかわり今度おっちゃんがルール違反していたら承知せんからな。」硬球禁止のグランドで親子で硬球のトスバッティングをしていた32、33才の若いお父さんの捨て台詞である。子供は昨日一人で硬球の壁投げをしていたのを注意した小学3年位の男の子である。多分帰宅して父親に「今日公園でよそのおっちゃんにキツー叱られた」とでも言いつけたのであろう。「ヨシ、明日お父ちゃんと一緒に公園行こう。お父ちゃんおったら、よう注意せえへんは。もし注意しよったらお父ちゃんが文句言うたる」。そんな会話があって、ところが意外にも注意を受けた父親は激昂して私に噛み付いたのだろう。

 要するに『幼稚』なのだ。ルールや常識、法律を守るように『躾ける』よりも、子供に『エエかっこ』したいのだ。子供と自分の世界しか見えていないのだ。こんな『おとな子供』が激増している。親の世代がだらしなかったのだろう。
 えっ!それって、我々の世代ではないのか?

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